【インタビュー】 THEATRE E9 KYOTO 支配人・蔭山陽太
都市の中の巣
【インタビュー】 THEATRE E9 KYOTO 支配人・蔭山陽太
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都市の中の巣
【プロジェクト】小林・落合研究室
地域に根ざす設計技術・地域に根ざす人間居住
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
【プロジェクト】 原田研究室
日常と非日常の境界
はじめに
教授 原田和典
助教 仁井大策
日本の都市人口率は、日本では92%、全世界平均で58%とされており¹、今後さらに増加することが予測されます。都市空間の環境と安全のデザインは今後の全地球的課題です。都市に様々な活動が集積され、多くの人々が集住した空間では、人の移動や物の輸送に伴う効率が向上します。それゆえ、地球環境問題の最重要課題であるCO2排出量に着目すると都市化はある一定の限度内では合理的な選択肢となります。
その一方で、都市にはアスファルトやコンクリートに代表されるような人工的な材料でつくられた建造物が集積することになります。これらの人工的な材料は、日射吸収率が高く、熱容量が大きく、さらには保水性が無いものが多く、夏季に日射熱を吸収すると高温化します。これと、都市内の交通や居住および各種産業に伴って排出される人工排熱により都市は暑熱化します²。いわゆるヒートアイランドと呼ばれている現象です。現在の都市は、地球温暖化とヒートアイランドの二重の暑熱化が進行しており、これを抑制することは喫緊の課題となってきました。
地球温暖化に関与するとされている炭酸ガスの排出量は、その約3分の1が建築関連に由来し³、その多くは都市空間から排出されます。低炭素な循環型資源を使い、省エネルギーな都市空間の実現が強く求められています。建築が関わる分野では、伝統的には空調・照明などに関わる省エネルギーの努力がされてきましたし、今後も引き続き様々な技術開発が進められると考えられます⁴。我々の研究室でも、エコボイドを利用した自然換気ビルや、自然採光建物の光・熱環境を調査し、建物の使用実況を踏まえた空調・換気エネルギーの削減方法を考えています。今後は、地球環境と都市環境の双方に優しい建築が求められます。例えば、従来は鉄やコンクリートでつくられてきたビルを木造でつくる試みは最近盛んに行われており⁵⁶、木造が環境にやさしい建物の決定版と考える向きもあるようです。
都市空間の巨大化・複合化が進んだ今日では、災害も大規模・複合化する傾向があります。特に、これまであまり経験のない空間として、超々高層ビルや大規模地下空間などが多数建設される時代となりました。地震や台風などの自然災害への備えも大切ですが、火災時に安全を確保する方法も明示的に考えておく必要があります。特に、日常の使用において良かれと思ってやっていることでも、火災時の危険を増長することもあり、慎重な検討が必要です。省エネルギー等の日常のことは、その良否が毎日の電気代等に跳ね返ってくるので、結果がすぐに解りますが、火災時の安全性については実際に事故が起こってからでないとその良し悪しが判りません。
火災は日常生活の延長線上で起こるものです。日常と非日常に明確な境界線があるわけでなく、日常時の環境を考える時に非日常時のことも考えて建物を作っておく必要があります。また、非日常は普通に生活しているだけでは体験できない事柄なので、非日常の姿を予測することが学問的にも設計実務的にも大切なことになります。本稿では、日常の環境設計と非日常の火災安全の境界にある研究課題を紹介し、日常と非日常をつなぐ環境制御方法を考えてみます。具体的には、下記の研究事例を紹介します。
・空調等で使われる汎用温度センサーを利用した火災の早期感知とそれにかかわるエアコン吹き出し気流
の影響を調べ、その利用可能性を検討したもの
・廊下に噴出した煙が拡散しながら増大する様子を定量化したもの
・エコ建築として採用されるダブルスキン建築における火災時の煙拡散性状を調べ、日常の自然換気促進
と火災時の煙拡散危険の関係を考察したもの
・エコマテリアルの代表として木材で建築をつくると、内装材料の燃え拡がりでフラッシュオーバー危険
が増えてしまうことへの警鐘
・耐久性もあり地震にも強い高強度コンクリートが火災に弱いこと
【参考文献】
1) 世界・都市人口割合ランキング(IBRD版):http://top10.sakura.ne.jp/IBRD-SP-URB-TOTL-IN-ZS.html (2022/8閲覧)
2) 尾島俊雄、ヒートアイランド、東洋経済新聞社、2002
3) 環境省、2020 年度(令和2年度)の温室効果ガス排出量(確報値)について:
https://www.env.go.jp/content/900518858.pdf (2022/8閲覧)
4) 空気調和・衛生工学会編,ヒートアイランド対策 都市平熱化計画の考え方・進め方,2009:
5) 住友林業(株)、筑波研究所 新研究棟完成 「W350計画」・「木と緑を科学する」研究拠点,ニュースリリース,2019年10月
21日:https://sfc.jp/information/news/2019/2019-10-21.html (2022/8閲覧)
6) (株)大林組,日本初の高層純木造耐火建築物をつくる:
https://www.obayashi.co.jp/thinking/detail/project69.html (2022/8閲覧)
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『traverse 新建築学研究』は京都大学建築系教室が編集・発行している機関誌です。17年度より紙媒体での出版を止め、web上で記事を発信していく事となりました。
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18
2017.10
インタビュー:五十嵐淳
interview:
project:
essay:
三谷純,奥田信雄,魚谷繁礼,
五十嵐淳
竹山研究室「脱色する空間」
竹山聖,大崎純, 小椋大輔, 布野修司,古阪秀三, 牧紀男,
Galyna SHEVTSOVA
17
インタビュー:野又穫
2016.10
interview:
project:
essay:
野又穫,松井るみ,石澤宰,柏木由人
竹山研究室「無何有の郷」
竹山聖,山岸常人,布野修司,三浦研,牧紀男,古阪秀三,川上聡
16
2016.1
interview:
project:
essay:
中野達男,石山友美,TERRAIN architects
竹山研究室「コーラス」
竹山聖,布野修司,大崎純,古阪秀三,牧紀男
特集:アートと空間
2014.1
14
interview:
project:
essay:
松井冬子,井村優三,豊田郁美,アタカケンタロウ
竹山研究室「個人美術館の構想」
竹山聖,布野修司,小室舞,中井茂樹
特集:建築を生成するイメージ
2015.1
15
ホンマタカシ,八島正年+八島夕子,高橋和志,島越けい子
ダイアグラムによる建築の構想
竹山聖,布野修司,大崎純,
古阪秀三,平野利樹
interview:
project:
essay:
20
2020.01
