【インタビュー】 THEATRE E9 KYOTO 支配人・蔭山陽太
都市の中の巣
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【プロジェクト】小林・落合研究室
地域に根ざす設計技術・地域に根ざす人間居住
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
【ワークショップ】
タテカンに見る地域景観
Local townscape that appears in "TATEKAN"
アドバイザー:池田 剛介(アーティスト)、
大庭 哲治(京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻・准教授)、
椿 昇(京都造形芸術大学教授)、
富家 大器(四天王寺大学・短期大学部生活ナビゲーション学科ライフデザイン専攻・准教授)
藤井 聡(京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻・教授)、
藤本 英子(京都市立芸術大学美術学部美術研究科教授)
参加学生:京都のタテカン文化を守る会、京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻修士1回生、
traverse19学生編集委員
2018.7.30 京都大学吉田キャンパス デザインファブリケーション拠点にて
京都大学の立看板(タテカン)は京大の文化ともいわれ、様々なものが大学キャンパス周辺に設置されてきました。しかし今、タテカンは存続の危機に立たされています。学生、大学、地域、行政が対立するのではなく、互いに調和し、タテカンが真の意味で京都大学の「顔」となるために、どんなデザイン、どんな制度を考えることができるでしょうか。

ーグループ2ディスカッションー
― タテカン問題とは
—タテカンをつくったり支援したりしている団体には外部の人も多いのではないか。京大と関係ない人々が守るタテカン、というのはよくわからない話だ。
—国家権力外に京大があったから、権力に対抗するもの、権力を風刺するものとしてタテカンを守ろうという運動が起こっている。
—「管理されたくない」という気持ちがある。制度におさまるやり方でタテカンを立てようとは思っていない。これは大学と学生の対立なのではないかと捉えている。大学が撤去する限り、タテカンをつくり続けて問題提起をし続けていきたい。
—「普通」だったらこんなことにはならない。ダメなものはダメだ。私立大学にタテカンがないのがその証拠。内側で済ませられるものを外に露出するのは気分がよくない。演奏会・試合等の告知であれば今の時代、SNSでできる。
—実際に立てることと学問・研究の位相は違うと思う。このタテカン問題がどう捉えられて解決されうるのか興味があって、このWSに参加した。SNSでの告知は、興味がある人にしか伝わらない。よくも悪くも大多数の目に入ってくるのがタテカンだ。また、「タテカンどう思いますか?」と意見を求めたタテカンを出したこともある。「子供がブロック塀につまずいた。どうしてくれる」という書き込みもあれば、「タテカン守ってね」というコメントもあった。
― これは遊び
—タテカン関連をツイートすると大きな反響がある。現実世界のタテカンとSNSのTwitterが連動しているのはおもしろい関係だ。
—タテカンには超法規性がある。1つのシャレだ。だが社会が遊びを許容しなくなっている。わかりやすい話が以前の、学生が百万遍の交差点の真ん中にコタツを出した騒動の顛末だろう。学生は逮捕された。
—前にも同じことがあったが、そのころは警察も「また学生がなにかやっている」くらいの反応だったようだ。コタツを出した人は「百万遍という舞台に観客が揃っていたから、そこで踊りを踊っただけだ」と言っていた。
—シャレだと認めるのは認められる側ではなく、認める側。だが主・従の関係だとは思っていない。昔から戦後社会を斜め上から見ているノリが京大にはあった。これは京都のパブリックと京大のパブリックの対立だ。アカデミズムを主張しなければ、ただの子供のわがままになってしまう。今の京大生にはアカデミズムの意識が足りていない。

百万遍の交差点
左側が京都大学
― タテカンの印象
—条例違反であることは無視できない。京大だけが許されるという論理はない。特例を設ける場合は周りのコンセンサスが必要で住民投票をすることもありうる。タテカンは京大だけの問題ではなく、京都の景観として京都市民をも巻き込んだ話である。また、京都らしさとはなにかを考慮する必要もある。
—タテカンには面白いものも多い。撤去すればいいというのは違う。とはいえ、いろいろな立場の人がいるからレベルアップする必要がある。一種のアートとして昇華できれば、皆にとって価値のあることではないか。
—「タテカンが景観として汚い」という見方に疑問がある。タテカンがなくても百万遍は「綺麗な」場所ではない。安全面を解決できればよいのでは。
—大学側がタテカン設置場所として提案した場所に西部講堂前があるが、西部講堂周辺に都合の悪いものが集約されていって、いつか一気に撤去されるのではないかという気もする。
—漠然とした社会正義で個々の発信が制限されていくという問題の構図が戦争に向かうときの構図と似ている気もする。今回の場合は「景観」が大義であり、戦争のときは「お国のため」が大義であった。とはいえ、社会に認めてもらう努力は必要だ。「制度を超える価値をもたせる」「制度の範囲内でおさめる」「制度を変える」といった3つの選択肢があると思う。
—他大学の人として、京大のタテカンは憧れだった。百万遍のタテカンを見たときは、「京大に来た」とワクワクした。タテカンは京大の文化だと思う。撤去が始まってから思想的なタテカンや発想がおもしろいタテカンが増えた。京大は撤去によって、内容のないタテカンに警鐘を鳴らしたのかもしれない
― タテカンの安全性
—台風のときは百万遍のタテカンは自主撤去した。熊野寮には出したままだったが、特に破損・倒壊はなかった。
以前に自分がいた大学の敷地内に設置する立看板には、足元にパイプがあってくくりつけるなど、安全面のルールがあった。
—特に近頃は問題になっているので安全面には気をつけている。擁壁の上に設置するタテカンは、下に杭を打つなどして確実に固定している。
—タテカンの足元を固定するコンクリートブロックは人が躓くことがあるから危険かもしれない。安全面は考慮が必要だ。
― 条例に基づく必要性はあるか
—条例が京都で初めて施行されたのは2004年。タテカンの歴史はそれよりも古い。もちろん現在、条例があるのは事実でそれを無視することはできないが、「地区計画を申請する」「協議会をつくる」「適用範囲を変更してもらう」など、随時対応していくことが可能だ。「条例違反だからダメ」ではなく、一度条例を外してこの問題を考えてみた方がいいのではないだろうか。その上でタテカンを残していくという結論ならば、再度条例と向き合う必要性はある。
—パリでは景観が個人の生活より優先される。それに対して、先斗町の事例のように、そこに住んでいる人たちが生活を守っていくために言い始めたのが京都の景観。大切なのは、生活と景観と文化のバランスではないか。例えば、まちなみにそぐわないパチンコ店の看板を受け入れ難いのはわかる。周辺住民との話し合いがあると良い。
― 提案にあたって
—あくまで百万遍にタテカンを立てたいというのなら、その根拠を明確にする必要がある。
—百万遍は京大の1つの象徴になっており、場所として目立つ。また人通りが多く、観光名所となりうる。
—大学なのに、用途地域が周辺と同じなのはおかしい。大学として指定してもらってもいいのでは。そのときどうアピールして申請するか戦略を考える必要がある。
—構図は大学と学生の対立だが、撤去の根拠は条例なので署名の宛先は京都市にしている。
—今までの話をまとめると、「安全性」「デザイン」「内容」「制度」といった要素がある。それぞれについて考えることが必要。安全性は解決するべき。制度はいくつか手立てがありそう。そうした申請・話し合いをする際にやはり、いいねと言ってもらえるようなビジョンをこちらから提案することが重要ではないか。
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『traverse 新建築学研究』は京都大学建築系教室が編集・発行している機関誌です。17年度より紙媒体での出版を止め、web上で記事を発信していく事となりました。
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