【インタビュー】 THEATRE E9 KYOTO 支配人・蔭山陽太
都市の中の巣
【インタビュー】 THEATRE E9 KYOTO 支配人・蔭山陽太
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【インタビュー】 THEATRE E9 KYOTO 支配人・蔭山陽太
都市の中の巣
【プロジェクト】小林・落合研究室
地域に根ざす設計技術・地域に根ざす人間居住
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
【エッセイ】 小室 舞
現在進行形バーゼル建築奮闘記
Progress in Progress
― 経験のつながり
複数のプロジェクトが同時並行で進むこの事務所においては、チームの動きも人の動きも
非常にダイナミックです。締切時期やプロジェクトのフェイズによってチームサイズが変わって人も動くので、いつどのタイミングでどんなプロジェクトを担当することになるかは予測できないことが多々あります。美術館を3つ担当する年もあれば、クリケットに没頭する年もあれば、自分にとってもさまざまです。多種多様なプロジェクトがある中で、たまたま自分がどういうわけかよく関わったプログラムがホテルでした。偶然にも自分が受けた一級建築士試験の製図課題もホテルだったので何だか妙な縁でしたが、たまたま手の空いた絶妙なタイミングで担当することになったプロジェクトも、非常に短期間でのホテルの設計コンペでした。
期間が短すぎてゆっくり考える時間はなかったものの、ホテルの客室レイアウトのデザインはそれまでのプロジェクトや製図試験対策である程度慣れていたので取っかかりは難しくありませんでした。おかげでスムーズにみんなが納得する案が出て、それを軸にデザインは順調にまとまりました。プレゼン準備もかなり短期間でしたが、それまでに何度かプレゼン作りをやって慣れてきていたおかげで、限られた時間で効率的に効果的なものを仕上げられたと思います。あっという間のうちに終わってしまうスピードだったので、今までのプロジェクトでの経験がなければ無理だったと思います。そしてもうその次のプロジェクトで頭がいっぱいになってコンペのことなど忘れかけた頃に、勝利の吉報が届きました。
そのコンペの直後に担当したのがサーペンタインパビリオンであり、その頃から自分がチームの中心としてデザインを進める機会が増えて仕事の手応えを感じ始めていた矢先のことでした。そしてそのコンペに勝ったことでそのプロジェクトを引き続き担当することになり、チームをまとめる立場として出張にも行かせてもらうようになりました。
プロジェクトのマネージメントや対外コミュニケーションなど、これまでに経験できていなかった課題がたくさん出てきて次のステップに足を踏み込めるようになった貴重なきっかけでした。特別にホテル担当を望んだわけでもなく、このコンペにあたったのも偶然のタイミングだったので、このような展開に正直自分でも驚いています。
その後に担当したフリンダースストリート駅のコンペも、 それまでの経験が活きたプロジェクトでした。このコンペでは与えられたプログラムを建築に落とし込むだけではなく、プログラムの提案からそれに対する建築デザインをも求められました。都市スケールから建築の在り方を考え、コンテンツまで提案する必要がありました。それも約500m もある敷地に。これまでのマスタープランも含むような超大型プロジェクトの経験がなければどうしていいかわからなかったことでしょう。
これまで関わったいくつかのプロジェクトがさまざまな紆余曲折を経て、思いもよらなかった貴重な機会を与えてくれました。そしてそれらが今もなお、想像もしなかった展開へと導いてくれています。事務所での経験もある程度たまってきたこともあってか、最近はこのようなご縁というかそれまでの経験がその先の展開につがっていく機会が増えました。成り行きまかせで走ってきた5 年半でしたが、その中の一つ一つの経験は何かしらの形で一つにつながってその次の一歩を後押ししているのだなと今は実感しています。これまでやってきたことに自信を持って、そこからのつながりをもう少し先の世界へも拡げていきたいと思います。

サーペンタインパビリオン2012

かつて担当したコルマーのウンターリンデン美術館
© Herzog & de Meuron
― これから
こんな風に就職の時点では想像もつかなかった状況に今は至っています。そもそも正直、この事務所にこんなに長くいるとは思ってもいませんでした。当時は新卒社会人一年生にありがちな「とりあえず3年やってみて、あとはそのとき考えよう」的な発想だったのですが、今となっては3年なんて何かをそれなりにやるには短すぎだと感じます。責任を持ってやらせてもらえる機会が来るようになったのは3年を越えた時点からだったわけで、わかりもしない未来のことを時間で区切ってみても仕方がなかったな、と。常に自分が学べて経験できて挑戦できるような道を、その場その場で選んでいきたいなと今は思っています。自分が楽しんで熱中できる道にさえいられたらいいのかな。
この環境を選べば成功できるなんて場所はどこにもなく、どの環境を選ぶかは自分次第であり、その環境の中でどれだけのことを学べるかも自分次第。あとで後悔するよりも行きたいと思う場所があればそう思ううちに実行すべきだと思って飛び込んだ環境です。それがよかったのか悪かったのかわかりませんが、とりあえずは流れに任せながら今の環境でできる限りのことを吸収したいと思っています。将来自分がどこでどうしているかは未だに想像もつきませんが、いつかどこかで振り返ってみたときに、このエッセイを書いていた頃の自分よりはだいぶ成長したなと思えていたいものです。そのためにはやっぱり、まず今ここにある目の前の一歩から。

事務所にて
『traverse 新建築学研究』は京都大学建築系教室が編集・発行している機関誌です。17年度より紙媒体での出版を止め、web上で記事を発信していく事となりました。
BACK NUMBER
18
2017.10
インタビュー:五十嵐淳
interview:
project:
essay:
三谷純,奥田信雄,魚谷繁礼,
五十嵐淳
竹山研究室「脱色する空間」
竹山聖,大崎純, 小椋大輔, 布野修司,古阪秀三, 牧紀男,
Galyna SHEVTSOVA
17
インタビュー:野又穫
2016.10
interview:
project:
essay:
野又穫,松井るみ,石澤宰,柏木由人
竹山研究室「無何有の郷」
竹山聖,山岸常人,布野修司,三浦研,牧紀男,古阪秀三,川上聡
16
2016.1
interview:
project:
essay:
中野達男,石山友美,TERRAIN architects
竹山研究室「コーラス」
竹山聖,布野修司,大崎純,古阪秀三,牧紀男
特集:アートと空間
2014.1
14
interview:
project:
essay:
松井冬子,井村優三,豊田郁美,アタカケンタロウ
竹山研究室「個人美術館の構想」
竹山聖,布野修司,小室舞,中井茂樹
特集:建築を生成するイメージ
2015.1
15
ホンマタカシ,八島正年+八島夕子,高橋和志,島越けい子
ダイアグラムによる建築の構想
竹山聖,布野修司,大崎純,
古阪秀三,平野利樹
interview:
project:
essay:
20
2020.01
