【インタビュー】 THEATRE E9 KYOTO 支配人・蔭山陽太
都市の中の巣
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【プロジェクト】小林・落合研究室
地域に根ざす設計技術・地域に根ざす人間居住
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
教授 小林広英
准教授 落合知帆
助教 宮地茉莉
どのくらい見えるか・見られるか
可視性分析を用いた高齢者居住施設の共用空間の計画
助教 安田 渓
どのくらい見えるか?
いまあなたがこの記事を読んでいる位置からは何㎡の場所が見えるだろうか。また何人の人が見え、あるいは見られているだろうか。自分が読んでいる画面を他人に見られないようにしたい人もいれば、適度に他人が見える空間の方が緊張感があってよいという人もいるだろう。このように空間の見え方および空間内の人同士の「見る・見られる」関係に基づく性質は空間を利用する上で重要な意味をもつ。私たちはこのような性質を可視性(visibility)と呼んでそれを解析しながら建築計画・設計に活かそうと研究を進めている。
見えるかどうかが問題となる場所:高齢者居住施設
可視性が問題となるビルディングタイプや空間は多岐にわたるが、ここでは高齢者居住施設の共用空間を取り上げたい。高齢者施設を利用した・設計した経験のある読者は少ないはずなので、興味をもってもらうために説明する。特に今回紹介する研究で取り上げるサービス付き高齢者向け住宅は、利用者の高齢者はある程度自立しているものの、施設は介護者を配置して介護サービスを提供している。利用者は各々個室を持ち、それがリビング・ダイニングを含む共用空間と接続しているような平面構成となっている。
高齢者居住施設の共用空間では、高齢者居住施設の共用空間では、見守りと居心地のトレードオフが存在し、介護側と利用者側の相反する要望の解決が求められる。介護の視点に重きを置き,見守りを容易にするために死角のない平面計画が優先すると、利用者はリビングで常に他者の視線に晒され、共用空間が利用者にとって落ち着いた身の置き所になりにくい。逆に、利用者の視点に重きを置き、プライバシーを確保すると、介護者が見守りをしにくくなる(図1)。それでは、介護者が見守りを可能で、かつ利用者が落ち着いて居心地良く過ごすことのできる空間は、どのような平面計画方法で実現するのだろうか。
私たちは、空間の見え方によるスケール感と、介護者が見守ること・利用者同士が見えることのような、空間の見え方および空間内の人同士の「見る・見られる」関係に基づく性質を合わせて、空間の可視性(visibility)と定義する。その上で、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を前提として、共用空間を変形させて候補となる平面を複数作成しながら、それぞれの可視性を可視領域に基づく分析によって記述し、より適切な可視性をもつ平面計画を示した。

図1a 見渡しがきくため介護者は見守りしやすいが、隠れる場所がなく利用者にとっては居心地がよくない空間

図1b 細かく分節されているため利用者は隠れることができる。しかしどこも同じ狭さの場所で多くの人と出会うことは難しく、また介護者が見守りをすることも難しい
可視性分析を用いた計画方法
分析の詳細は論文「可視性分析を用いた高齢者居住施設の共用空間の計画 -サービス付き高齢者向け住宅を対象として-」(日本建築学会計画系論文集2021年3月号掲載)に記載した。結論から言えば、介護者と利用者双方にとって適切な可視性をもつ共用空間が、分節をしないものでも最大限分節するものでもなく、適度な分節をしたときに位置関係と間口配分を調整することで存在することを示した(図2)。このように計画・設計段階で可視性を記述して事業者・設計者・利用者・介護者の間で共有できれば、よりよい価値を探求・発見することにつながるだろう。

図2a 2分節で設定した条件を満たす平面の1例。平面図中の濃度は見える場所の面積(可視量)を表す。暗い場所ほど可視量が小さく、明るい場所ほど可視量が大きい

図2b 3分節で設定した条件をみたす平面の1例。可視量の小さい場所と大きい場所の両方をもつ空間であることがわかる
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『traverse 新建築学研究』は京都大学建築系教室が編集・発行している機関誌です。17年度より紙媒体での出版を止め、web上で記事を発信していく事となりました。
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2020.01
